こんにちは。
資産形成に励んでいるFP2級のテツです。
「資産形成を始めたいけど、投資と貯金、どっちを選べばいいの?」
という疑問を持ったことはありませんか?
投資と貯金にはそれぞれメリットとデメリットがあり、どちらが正しいかは一概には言えません。
この記事では、投資と貯金の特徴やメリット・デメリットを詳しく解説した上で、個人の収支バランスやお金に対する価値観、将来の目標に応じた選択が大切であることをお伝えします。これから資産形成を始めようと考えている方の参考になれば嬉しいです。
投資とは?そのメリットとデメリット
投資の基本
投資とは、自分の持っているお金を何らかの資産に変え、時間をかけてその価値を増やしていく行為です。株式、不動産、投資信託、暗号資産(仮想通貨)などが代表的な投資商品です。
投資のメリット
① 資産を増やす可能性がある
投資の最大の魅力は、運用することで元本が増える可能性があることです。
たとえば、長期的に株式市場に投資した場合、過去のデータでは年平均5~7%のリターンを得られることが多いとされています。複利の力を利用すれば、時間が経つほど資産が大きく増える可能性があります。
② インフレに強い
現金はインフレ(物価上昇)に弱い資産ですが、投資によって得られるリターンがインフレ率を上回る場合、実質的な購買力を維持または増加させることができます。
③ 自分の目標に応じた多様な選択肢がある
投資商品にはさまざまな種類があり、リスクやリターン、運用期間に応じて選べます。たとえば、短期で利益を目指したい人には株式やFX、長期で安定した運用を目指す人には投資信託や債券が適しています。
投資のデメリット
① 元本割れのリスクがある
投資にはリスクがつきものです。特に短期的な値動きが大きい株式や暗号資産では、元本が減少する可能性もあります。
② 知識や経験が必要
投資を始めるには、基本的な金融知識やリスク管理能力が必要です。これを怠ると、損失を被る可能性が高まります。
③ 精神的な負担が大きい
投資の値動きに一喜一憂してしまう人も少なくありません。特に大きな下落局面では冷静さを保つことが難しくなる場合があります。
貯金とは?そのメリットとデメリット
貯金の基本
貯金とは、現金を銀行や郵便局などの口座に預けることを指します。日本では「安全資産」として根強い人気があります。
貯金のメリット
① 元本が保証される
貯金の最大の魅力は、元本が保証されている点です。銀行や信用金庫に預けたお金は基本的に減ることがありません(預金保険制度により1,000万円まで保証)
② 流動性が高い
必要なときにすぐ引き出せるため、急な出費にも対応できます。これが投資にはない大きな強みです。
③ 簡単でリスクが少ない
特別な知識やスキルがなくても始められ、精神的な負担が少ないのも特徴です。特に投資初心者にとっては安心感のある選択肢と言えます。
貯金のデメリット
① 資産を増やす力が弱い
貯金の金利は現在非常に低い水準にあります。そのため、貯金だけでは資産を大きく増やすことは難しいでしょう。
② インフレに弱い
物価が上昇すると、貯金の実質的な価値が下がるリスクがあります。たとえば、年2%のインフレが続けば、10年後には現金の購買力が約20%減少する計算です。
③ 過度に依存すると機会損失が生じる
安全を重視するあまり、資産形成のチャンスを逃してしまう可能性があります。
3. 投資と貯金、どちらを選ぶべきか?
投資と貯金にはそれぞれメリット・デメリットがありますが、どちらが正解かは一概に言えません。重要なのは、自分のライフスタイルや価値観、目指す将来に合わせて選ぶことです。
自分に合った資産形成を選ぶための3つのポイント
① 自分の収支バランスを把握する
まずは、毎月の収入と支出を明確にしましょう。余剰資金がない状態で投資を始めるのはリスクが高いため、まずは一定の貯金を確保することが重要です。
② 自分のリスク許容度を考える
リスクを取ることがストレスになる人は、無理に投資をする必要はありません。逆に、「将来に向けてお金を増やしたい」という意欲が強い人は、少額から投資を始めるのも良いでしょう。
③ 将来の目標を明確にする
資産形成の目的を明確にすることが大切です。たとえば、5年後にマイホームを購入したいのか、20年後にゆとりある老後を送りたいのかで、適した手段が異なります。
結論:バランスが大切!
私自身は、「投資」と「貯金」の両方をバランスよく活用することが大切だと考えています。
具体的には、以下のようなステップをお勧めします。
- 生活防衛資金を確保する
まずは、3~6か月分の生活費を貯金として確保します。これにより、急な出費や収入減少にも対応できます。 - 少額から投資を始める
投資は必ずしも大きな金額で始める必要はありません。たとえば、つみたてNISAやロボアドバイザーを利用して、毎月1万円からでも始められます。 - 目標に応じた配分を考える
短期的な目標(旅行費用や家電の購入など)には貯金を、中長期的な目標(老後資金や教育費など)には投資を使うと良いでしょう。
まとめ
投資と貯金には、それぞれ特有のメリットとデメリットがあります。どちらを選ぶべきかは、あなた自身の収支バランス、リスク許容度、将来の目標によって異なります。
最も大切なのは、「自分に合った方法」を選び、無理のない範囲で続けることです。
もし「どこから始めればいいのかわからない・・」と感じている方がいれば、このブログを参考にしてみてください。そして、何か質問があればお気軽にコメント欄で教えてくださいね!
それでは、また次回の記事でお会いしましょう。
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